ある宣教師が、ある集会で、衝撃的な言葉を放った。
「もしあなたがネパールに生まれ、バディ族に生まれたとしたら
あなたは自分の9歳の娘を売らなければ、生きていくことができない」
その瞬間、私はこの少女たちのために、何かしなければならない、
と思った。
同時に、
何ができるのだろうか、この私に
と思った。
当時、私の長女が9歳だった。
この子を売る・・・・?
そんなこと絶対できない。
しかし、生まれた場所が違うからという理由だけで
このおぞましい現実に生きる人々がいる・・・
この現実を変えるために、私は
自分の関わるゴスペル・コミュニティを巻き込むことにした。
ゴスペルクワイアでは日々、歌を通して学ぶ。
かつて身分差別を受けていた人々が
ゴスペルの力で社会変革をもたらしたことを。
この価値観を持つ人々と共に始めたのが、ゴスペルエイド。
月500円の小さな支援からスタート。
今では、支援してきたバディが、ついに自力で
立ち上がった。
この先にあることを、皆さんと一緒に見ていきたい。
いつか、全てのバディが自由に羽ばたける日まで。
私たちの働きここまでの道のりは
決して簡単ではありませんでした。
あなたの協力なしになし得たことは
一つもありません。