ネパールでは、女性をはじめとする社会的弱者に対する差別的待遇が色濃く残っています。World Economic Forum
が発表した2020年の全世界のジェンダー格差についてのレポートによると、ネパールのジェンダーギャップ指数は153の調査対象国のうち101位と、低い順位に順位付けられています。この要因は教育機会の関連指標においてネパールの達成度が低いことです。
教育機会の指標の一つである「識字率」は、ネパールの苦しい現状を示しています。この識字率を男女別に見ると、さらに苦しい現状を知ることができます。男性の識字率は78.6%。これに対して女性の識字率は59.7%に過ぎません。識字率の男女比(女性/男性)は0.76。従って、ネパールの識字率男女格差の世界順位は153ヵ国中132位と、非常に低い順位となります。
World Economic Forum. (2019). Global gender gap report 2020. Retrieved September 5, 2020, from here
The Government of Nepal National Planning Commission. (June 2020). National review of Sustainable
Development Goals. Retrieved September 5, 2020, from here